省エネとアンフォルメルとブラインドフェイス

暑いのは誰しも同じだと思うのですが、これからの節電騒ぎの狂乱を思うと少々気がめいります。うちの会社も25%のエネルギー需要を抑えるように、どこかから指示が出たようで、その対応策を関係者が生真面目に練っているところです。

上手な節電方法ってないかなあ、というのが最近の話題なのですが、あまりいいアイデアは出ません。当然のことですが、蛍光灯の間引き、発電をしてみてもいいのでは、とか、休暇の消化、残業者は一部屋に閉じ込める(ハハ)、夏時間、在宅ワーク、営業は出社禁止、人員整理など、わーわー言っている割には実行可能なアイデアはわずかです。

気持ちとしては、社会の礎として貢献している人や企業や団体はあまりそういうことを気にしないで粛々と仕事を進めればいいと思っています。でも、じゃあ誰が社会に役立っているのかどうかというのは判断が難しいし、ある意味ちょっと過激ですね。はい、よく分かっています。

というような不毛ことを考えながら炎天下を歩くよりはましと、時間をつぶすために入ったのがこの「アンフォルメルとは」というブリジストン美術館の企画展です。
感想ですか?楽しかったのひとことにつきます。抽象絵画はすきなのですが、その後の絵画運動のことなんてかけらも知りませんでした。そこに居る画家の作品の魅力も断片的にしか知りませんでした。これらポスト抽象絵画は混沌としていて楽しいです。ポップアート前夜のような雰囲気もよかったです。そう言えばこの頃にはいい映画がたくさん生まれましたね。音楽も好きだなあ。

それから、クラプトンとウインウッドのコンサートが来るらしいので気になって仕方ありません。ブラインドフェイスという渡り廊下バンドの残党二人、聴きに行こうかな。ドラマーもいいし。