コートの襟を立てて
テレビを点けるとコソボ独立のニュースばかり。この前イタリアにきたときはクロアチア紛争の頃だったのを思い出しました。この国の海を隔てたすぐ向こう岸にはセルビアやコソボがあることを行ってみてまた実感しました。
最初、携帯電話が平気で日本からのメッセージを伝えてくる事に驚きました。知らないでそんな機能のある携帯に変えていたんです。仕事の有象無象をそのまま持ち込むことになるなんて考えてもいなかったのですが、夜中も鳴り続ける携帯電話が切れずにいる自分を情けなく思いました。
寒い夜の街歩きは石畳が冷たくて、灯りをもとめてレストランやカフェに飛び込んでしまいました。ワインはとても色っぽく、食卓のパスタは豊満過ぎるぐらい濃厚な味わいでした。