大阪にも海が
大阪で海が見えるところに行ったのは久しぶりです。
ロートレック展を目的に地下鉄に乗って、初めて降りる駅で美術館を探しました。
ロートレックは身体に障害があってとても小さな人だったみたいですけど、巷の人を観る眼は優しく・・と書くと心地よいかなと思って書き始めたのですが、久しぶりにまとめて作品を観た僕の実感は違っていました。むしろすごく冷徹な眼を持った人だったのだと感じました。決して優しいとは思えない、むしろ冷酷な眼差しをしていたような気がします。そして看板屋のようなプロッフェッナルな画家でもあったようです。
大阪はもちろん水路で発展した街で、たくさんの川があり港もあります。
でも大阪の街には潮風は全く感じられなくて、ここが港町だなんて思ったことはありませんでした。釣をしている人やら、アベックやら、小魚をかすめ取るカモメやら、遠くに浮かぶ大型船やら、そこは間違えなく海辺でしたが、潮の香りはしませんでした。
風邪かな？。
