ポラックの淀屋橋

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去年からのことなのですが、大阪市営地下鉄の「淀屋橋」駅がおしゃれです。ご覧のように塗り壁を剥がしただけで、どこか分からないと困るので駅名表示は貼っておきました、というものです。

僕はこれが気に入っています。無作為な美しさがあるように思います。コンクリに滲み出ている何か。修復の跡。亀裂箇所のチェックマークとか停車位置の表示とかが無造作にペンキで書かれています。ちょっとジャクソン・ポラック(正しくはポロックと記述するそうです)のアクションペインティングを彷彿とさせてくれるようにも思います。個人的には永久保存したいと思っているくらいにこれが気に入っています。
大阪に来られたら是非ご一見を!

街には生活や仕事の場があり、それを抱く建物があり、人々が生活し、その人達や物が移動する乗り物や道路があります。コミュニケーションの方法は言葉であり文字であり絵や写真やデザインです。それらは意図や意思を持って形作られるものです。お食事をどうぞ、とか新作の洋服を買ってください、最新のデジカメはどうですか!などなど。でも、それ自体に何も意思も持たない無機物たちが知らない間に僕らに語りかけてくるメッセージもあるように思います。よく聞き耳を立ててみたいと思います。

ところで、今日は所用があって会社を休みました。用事はたいしたことないのですが、中途半端なのできっぱりさせちゃいました。すっきり上機嫌です。

<追伸:3月25日>
今回のポラック、いやポロックの展示ももう終わりのようです。昨日の様子をUPします。まだ片側は残っていますけど、年度末までには工事を完了しちゃうんでしょうね。
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