尾野真千子と小島小鳥
インスタレーションの工夫が大流行りの昨今、何故だか緩い展示でかえって心地よかったです。ギャラリーは開けっ放しで、しばらくは店主も不在でした。
肝心の写真ですが、こんな素敵な女優さんを撮るならもっと気合いを入れた感があってもいいのだけど、全く気張っていないのです。その適当さが好ましかったです。僕には到底到達できない境地だと思いました。写真家と女優さんが同郷だからかもと店主さんは言うのですがどうなんでしょう。
錯覚かも知れないけど生身の素敵な彼女が見えたような気がして嬉しかった。失礼かも知れないけど「良い意味で」動物の生態写真のようでもありました。