新元号を考える

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「ありがとう」と平成に言ってどうなるのかとは思うのだけれど、兎に角僕は平成という時代をほぼ生きることができた。ありがたいことだと思う。

平成に入る前からとっくに働いていたのは書いてしまっているで、少なく見積もっても30年は経っているのだから匿名性を隠れ蓑に勝手なことを書いていても残念ながら決して若いと言ってもらえないのが悲しい。

当然年齢相応にぼんやりしてきているので、これまでも書類を書くときに今が平成何年だったかいつも確認していた。昔なら新聞が手の届くところにあったので確認しやすかったのだが今は新聞の購読をやめたので少々オロオロしてしまう。それに加えて新しい年号がキリの悪い2019年のタイミングで始まるというのだから多分もう僕は年号についていけないだろう。

そんな僕だけど流行りには乗りたいので、世間の人が騒いでいるように新元号の予想をしてみたいと思う。

元号は政府が有識者とともに考えているらしい。今の時代を色々な意味で牽引しているのが安倍さんなので彼らがそれを意識しないとは思えない。ならば「安倍」かと思うけれどそれでは愚直すぎて面白くない。もろに人名だし。「昭恵」はどうだろうとも思うがこれは面白がり過ぎだ。やっぱりこれは夫婦円満で五穀豊穣・経済発展の意味も込めて「安恵(あんけい、又はやすえ、誰?)」になるのかな。

いや、この国は自由で民主的で豊かで安全というユートピアなのだから、いわば夢の国、略して「夢国(むこく)」。でもこの読みはかなり嫌な響きだし、オリエンタルランドがスポンサーみたいでユニバーサルジャパンが妬むだろうからそこは間を取って「夢宙(むちゅう)」はどうだろう。そうだ種子島宇宙センターから上げるロケットの名前にも使ったら素敵な気がする。

いやいや、この時代から高齢化社会への本格突入が始まることと、翌年にはこの地でオリンピックが開催されるので、みんなの気持ちはやはり健康志向なのだと思う。「健康で、長寿で、いつまでも働ける、そんな年寄りに私はなりたい」と言った人がいるのかどうかは知らないけれど、国民にそう思って欲しいと思っている人はいるだろう。こういうことはストレートでもよいような気がする。「健康(けんこう)」はどうだろう。健康元年、いい響きではないか。

いやいやいや、既存の成句はダメらしい。なら「健寿(けんじゅ)」がいい。ありそうでないところが我ながらなかなか絶妙なネーミングだと思う。ただ画数が多すぎるようにも思うことと、BSでやたら宣伝している健康食品みたいな感じがしないでもないのが残念だ。まあ「皇潤」や「セサミン」ではないからいいか。いや、やっぱり駄目かな。