「Sarah Moon 12345展」

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地味変さんから教えてもらったサラ・ムーンの「Sarah Moon 12345展」を観に京都の何必館(かひつかん)に行ってきました。海外版で出版されている同名写真集の「国内版」が出たのでその出版記念展なのだそうです。だからなのか展示に新作はわずかでした。

この「12345」という数字、これが曲者です。つまり5冊組写真集ということです。ファンとしてはありがたいのですが、重さも値段もヘビー級です。ちょっと秋元康的なビジネスモデルという感じもしなくはないのですが、僕はファンなので耐えました。えらい!AKBファンの人達の気持ちが少し理解できたような気がしました。

もう20年来のファンだったので、初めてご本人にお会いすることが出来て、しかもサインまでいただくことが出来て本望です。1941年生まれということなので、まあまあのお歳なのですがとてもチャーミングな女性でした。

この方の作品、作り込みがいいんです。ミステリアスなストーリーがあり、デザインとして美しくファッショナブルでさえあります。そしてリトグラフかと思わせるような絵画的プリント技術。他の追従を許しません。フランスの近代音楽を思わせるようなトーンも素敵です。写真って本当にいいものだとしみじみ思います。

帰りは小雨降る祇園の街を、「和服を着た中国人観光客!」ウオッチングをしたり「Leicaショップ」を覗いたりした後に高島屋のアルポルトカフェでパスタを食べて帰りました。明日は朝一の便で東京です。準備があるので余韻に浸っているわけにはいかないのですが、今はぼーっとしています。


https://youtu.be/uRWrAwQ_YlA