喫茶店に脱走したこと

仕事での摩擦は平気だけれど、素の個人として人と触れ合うのが苦手だ。ずっと企業に属してきて、機能や肩書きやらという役割が決まっているところで過ごしてきたので、そういうことに慣れていない。

最近、近所の文化祭の手伝いなどをしているとそういう苦手意識が露骨に出てしまって困る。何かやるべき事を見つけてはそれを一生懸命やるのだが、歓談というのが出来ないのだ。特に当たり障りのない会話というのが苦手だ。

先日も昼ご飯を一緒に食べるという場面で脱走。近くの珈琲屋でトラジャコーヒーを飲み独り過ごした（美味しかった。沁みました）。

一人前の社会人の自負があったのだが、どうも駄目なようだ。生い立ちからして兄弟がいない。親の都合で転校の連続。理系に進んだ理由は物や論理に強い興味があったからというのもあるが、人を扱う社会科学系が苦手だったからだ。

これからは今よりは少しでも人に興味を持つようにしたい。そして、人と触れ合うことに臆病にならないようにしようと思う。できるのかこの歳でそんな大変なこと！いいのかこんな低レベルのチャレンジで！