フグよりゴボウ

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先週の金曜日に用事があって博多に行きました。

この街にはよく行っています。
いつも天神にあるホテルに泊まるのですが、それ以外に行きつけの場所というのはありません。たいていの街では老舗ジャズ喫茶なんぞを探すのですが、博多ではそういうところにたどり着いたことはなく、少し美術館、少し街歩き、くらいです。今回も以前に地味変さんに教えていただいた「福岡アジア美術館」の企画展「LOVE/愛」―女神のささやき というのを観たくらいでした。ここでは、大々的に看板が出ている「北斎」を何故観ないのか、という入り口の姉さんの無言の抗議を受けました。

今回は旧友と天然フグ中洲川端の「てら岡」というお店でいただくという予定があり、それが楽しみだったのですが、友人との歓談は楽しかったものの思いのほか「フグ」には感動がありませんでした。猫に小判というか豚に真珠というか、僕の味覚神経が鈍いのです。

ところで、こういう言い回しって値打ちが分からなかったりまるで似合わない例えだと思うのですが、「猫に真珠」とか「豚に小判」と何故言わないのか、疑問に思います。

話は戻りますが、むしろ博多駅近くの「うどん平」でいただいた「博多うどん」が美味しかったです。ごぼうの天ぷらがのっただけのシンプルなものです。麺に腰があるわけでもない。ビックリする程旨味のある出汁でもない。天ぷらだって、たかがゴボウです。でもまったりした懐かしさを感じさせてくれる素敵なものでした。

またしても内容ゼロの日記でした。