期待が外れることもある

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期待がはずれることもある。

子供の頃は人生なんて無限だと思っていた。一日が長かった。毎日が驚きに満ちていた。ところが、いい歳になってみるとそうでも無いことが分かってくる。

そんな落胆も、稀にでも何か熱中出来ることや嬉しいこと、そして誰かに喜んでもらえることがあると、やっぱり人生っていいなあと思う。

高名な写真家の展示をかなりの期待をもって観に行ったのだが、さっぱりその良さが分からなかった。代表作のはず。高い評価を受けた作品なのに。評論なんかも結構読んでいたので心の準備も万全だった。僕はこと芸術に関してはそこそこの寛容さがあると自負していたのだが、さっぱり駄目だった。

ついでに、仕方なく、時間つぶしに、外は寒いし、チケット代の元を取るために、観た「高松次郎 ミステリーズ」は面白かった。「」が重要なモチーフになっているのだが、影そのものに実体があるかのごとく描いたそのアプローチが印象的だった。観覧者の影を投影する展示は写真も可だった。人生、こういうことがあるから楽しい。