こんな格好で迎えられてもね

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ワールドカップというのがよく分からなかった。国別にサッカーで戦うということくらいは知っている。でも、じゃあ何故オリンピックでは駄目なのか。そこが分からない。サッカーはそんなに偉いのか。オリンピックより偉いのか。ブツブツ・・。

その試合を仕事に出かける空港ロビーで見たのだが、それをロビーで応援する人達が素敵だった。彼らも多くは仕事に出かける束の間に違いないのだが、食い入るように観て、日本のプレイに一喜一憂している姿がよかった。

想定外のものに感銘を受けてしまうことは他にもある。この東京国立近代美術館で開催されている「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」がそうだった。

面倒くさいタイトルなのはさておいて、これは台湾のヤゲオ財団のコレクションで、西洋および中国の近現代美術が主と聞いていた。僕は中国の現代美術に、いまいましさを抱きながらも興味がある。

しかし、僕が感銘を受けたのは日本人写真家?の杉本博司の風景写真だった。僕はもともと風景写真には興味がない。でもこれは特別だった。その中に生命や宇宙が見える、ような気がした。ははは。

それはともかく、本来の期待とはまったく違ったものに感銘を受ける事ってないですか。そんな偶然の出会いが脚を運ぶ楽しさであり、人生の広がりのような気もする。目的のものしか拾えない毎日って退屈だと、僕は思います。