千駄ヶ谷で

木枯らしが吹く季節になりました。
今年はいろいろな事がありました。その中でも、やっぱり震災のインパクトは大きかったです。多くの方の魂がのみ込まれました。うちの会社の工場も被災して、やっと先日完全再稼働しました。復旧に半年以上かかったんですよ。

福島から放出される放射線は発ガン率を間違えなく増加させるでしょう。人間にとって都合の良いと思われていた原子力発電が人間の愚かさをあざ笑うように牙をむいたことがショックでした。科学が自分たちの夢を実現させることは今でも間違えではないと思っていますが、その科学技術はもろ刃の剣であることを今更ながら思い知りました。原子力が僕たちを原始時代に連れ戻すことにもなりかねません。

経済音痴(政治も)の僕ですが、それでもろくでもない動きに巻き込まれていることくらいは感じることが出来ます。今も続いている日本社会の高齢化はもうしばらく続きます。そう遠くない将来僕もその仲間入りです。経済のダイナミズムはそんな一個人の生活を弄びます。寒い冬には暖かい家と食べものと微笑みある暮らしがある社会にしたいです。

仲良し夫婦が長生きしている姿を見るのは楽しいことです。お独りさまでも結構。ひとりひとりの人生が実り多いことを祈るばかりです。
ちょっと真面目過ぎてつまらないですね。