幻の京都

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こういうのを美しいと思うのか、あざといと思うのかは個人の勝手とはいえ、少なくとも外国人には好まれることをよく知っている人の仕業ではあるように思います。

仕事で京都によく行くようになって二十年、世界の人が賞賛し確かに僕も強く惹かれてきた京都と、作為臭で鼻を覆いたくなる京都が僕の中で混在して素直にこの地を楽しめなくなっています。ましてこの暴力的な暑さが僕の京都愛を邪魔するのです。

祭りが終わり潮が引くように人がまばらになった灼熱の京都はまるで砂漠のようではないですか。時間を作ってゆっくり歩いて、僕の中で揺らいでしまったあの気持ちをもう一度甦らせたいと思いました。あはは。